世界的に有名なシェフ、アラン・ドゥカス氏がタイで初めてオープンしたフランス料理のファインレストラン、blue by Alan Ducasse。ミシュランガイドでは1つ星を獲得しています。
私がアラン・ドゥカス氏の名前を知ったのは、東京のル・ショコラ・アラン・ドゥカスを訪れた時です。
ボンボンショコラに感動し、どんなショコラティエなんだ、、と調べると、自分のレストランで使うためにショコラ工房を作った、フレンチのシェフでした。
1990年には史上最年少でミシュランガイドの3つ星を獲得したそうです。すごすぎる。
タイに来てから、ずっと気になっていたのですが、ディナーコースがとてもいいお値段でなかなか足を踏み出せなかったのですが、最近になってアフターヌーンティーメニューもあることを知り、2024年8月頃行ってきました。
アクセス
レストランは、アイコンサイアムの1Fにあります。
ルイ・ヴィトン、プラダ、エルメス、ディオールなどの、超ハイブランドゾーンにあります。
シャトルボートでアクセスする場合、チャオプラヤ川向きの入口から入場し、1つ上の階に上がります。
車かゴールドラインからアクセスする場合、1階に上がり、川沿いにまっすぐ歩くとハイブランドゾーンが現れますので、突き当たりを左に行くと、レストラン入口があります。
ドレスコード
ドレスコードは、スマートカジュアルです。
3日前に予約確認の電話があり、ビーチサンダル着用や男性のノースリーブ着用は入店不可の旨、案内されました。
実際には、Tシャツを着用されている方もいれば、ワイシャツにジャケットを羽織っている方もいました。
ロビー
お店に入ってすぐのエリアがロビーで、こちらでアフターヌーンティーがサーブされます。
こちらはチョコレートを彷彿とさせる、ブラウンからオレンジの色合いの内装です。
この奥は、ランチとディナー向けのエリアで、店名通りblueな内装と、リバービューが広がります。
ロビーエリアは、残念ながらリバービューではありません。
ショッピングモール内のレストランですが、レストランの中にお手洗いがあるのもさすがでした。
メニュー
メニューも革張りで素敵です。1,500バーツ/人でした。
超高級5つ星ホテルたちと同じ価格帯かと思います。
ドリンク
我々は、Chadim Rooibosと、Hot Chocolate from our manufacture in Parisを注文しました。
ホットチョコレートは、まず生クリームをサーブし、そこにチョコレートを注いでくれます。
その後、自分でミルクを追加し、濃さを調整することができます。
セイボリー
セイボリーは、フォーミングされたチーズが乗ったトマトのマリネ、生ハムとトリュフのサンドイッチ、エビのすり身揚げの3品です。どれも抜かりなく美味しいです。。
トマトのマリネは、酸味と辛味がありますが、フォーミングされたチーズがトマトのシャキシャキした食感を損なうことなく、まろやかさを加えてくれます。
サンドイッチは、生ハムの肉肉しさとほのかに香るトリュフが、よきバランスです。
パンの表面にもチーズ乗っており、パンがしっとりしていました。
エビのすり身揚げは、たっぷりかかったゴマの風味と、さくさくした食感が最高です。
すり身揚げの部分には、香草の風味も感じられ、飽きずに食べられます。
ベイカリー
スイーツへ進む前に、スコーンとデニッシュがサーブされます。これまた抜かりないです。。
スコーンは、マフィンかのように肉厚でふわふわでした。
クロテッドクリームはサワークリームのようでさっぱりしており、ベリーソースは、酸味強めでした。どちらも甘さは控えめでした。
デニッシュは、バニラクリームが入っていました。トップのオレンジピールが、ちょうどよくさわやかさを演出してくれます。
スイーツ
スイーツは、カートに乗って現れ、その場で切り分けてくれます。
blueの名物デザートでもあるラムババ、キウイタルト、チョコレートブリオッシュ、バニラシトラスミルフィーユの4種です。
ラムババは1人1切れサーブされますが、他は2人で1切れです。
ラムババは、シロップにたっぷり浸っていますが、見た目ほどくどい甘さはなく、バニラ香る濃厚な生クリームもとっても美味しかったです。
キウイタルトは、タルト生地がサクサクかつアーモンドが香ります。キウイの下には、チーズクリームが隠れており、全体的に甘みは少なくさっぱりしています。
ブリオッシュは、ふわふわというよりさくさくした食感。スコーンのような印象でした。
マカダミアナッツ、生クリーム、ミルクチョコレートが乗っています。こちらは少し甘めです。
チョコレートということで期待していたのですが、期待値が高すぎたのか、あまり目立った印象は持ちませんでした。
ミルフィーユは、バニラクリームが甘くなく爽やかな上、ミルフィーユはさくさくで切り分けやすく、食べやすかったです。
最後に、ココナッツアイスが出てきます。
こちらは、テーブル上でパウダー状のココナッツアイスをかけてくれました。複数の食感が楽しめました。
こちらはクリーム感と甘みが強く、最後にしっかりお腹を満たしてくれます。
1品1品とても凝ったお味で、一言では言い表せないおもしろさがありました。
1点残念だったのは、ベイカリーとスイーツの間で、かなり待たされたことです。
この日はランチに団体客が入っていたようで、忙しかったのだろうと推察しますが、事前予約はしているはずなので、もう少し改善できるのではないかと思いました。
アフタヌーンティーは14:00~17:00に提供されており、私は14:00頃訪れましたが、15:00など、ランチタイム(Last seatingが13:45)と被らないように予約する方がいいかもしれません。
いずれにせよ、一味違ったアフタヌーンティーが楽しめるので、ホテルのアフタヌーンティーに行きつくした方や笑、アイコンサイアムや川沿いでラグジュアリーな1日を過ごす際には、とてもおすすめです。