常夏なタイですが、近年タイ発のクラフトチョコレート屋さんが続々と誕生しているのをご存知でしょうか?
タイ中部や東北部(イサーン)は平野が広がっていますが、北部、南部などの山地はカカオ豆の栽培に適した気候と言われており、タイ産のカカオ豆が栽培されています。
ちなみにカカオ豆とコーヒーノキは、栽培に適した気候帯が被っており、産地も被っていたりします。
チョコレートが好きすぎて、チョコレートスペシャリストの資格を取った汚綺麗ハンターお気に入りのチョコレート屋さん5軒を記録しておきたいと思います。
Kad Kokoa
こちらは、お馴染みの方も多いかもしれません。
2018年、タイ人のナッタヤーさんとパニティさんが創業したチョコレートショップです。
Kad Kokoaのこだわりポイントは、「化学肥料や農薬を使用せず、農家の方々と共に作り上げるタイのスペシャリティーカカオ。 そして伝統的な方法で生産されるタイのオーガニックきび砂糖です。」(公式サイトより)
店舗では、試食用に細かく砕いたビーントゥバー(板チョコ)が用意されており、違いを楽しみながらお気に入りを選ぶことができます。店員さんも熱心に説明してくれるので楽しいぃ。
ボンボンショコラも、シェル型からトリュフまでいろんな種類があり選ぶのに時間がかかってしまいます。



また、ビーントゥバーは、グルメマーケットなどのスーパーでも販売されており、お土産にもおすすめです。

Kad Kokoaは、一流ホテルとアフターヌーンティーでコラボしたこともあり、ペストリーもすばらしい腕前です(何様w)。
コラボアフターヌーンティーに訪れた際の様子はこちらに記録しています。

サトーンとランスアンに店舗があり、ボンボンショコラやビーントゥバーの他、ケーキやアイスクリームなども販売しています。
そして2024年には日本にも店舗をオープンしたそう。凄まじい人気ですね。。
サトーン店


ランスアン店

タイで美味しいチョコレートを食べたくなったらまずこちらへ駆け込みましょう!
Fair Chocolate
タイ全土のカカオ豆農家から、直接仕入れたカカオ豆を使って作ったチョコレートを提供しているお店。
2022年にオープン。もともと、MRTクロントゥーイ駅近くに店舗があったのですが、2025年1月にMRTワットマンコン駅近くに移転したそうです。このビルの2階です↓

店内ではドリンク、ビーントゥバーが販売されており、小さな店舗で品数は多くないですが、1つ1つにこだわりが詰まっています。



ビーントゥバーのパッケージには製造日がきちんと記載されており、同じ種類のカカオ豆でも製造バッチによって若干風味の違いを感じられるのもとても楽しいです。
ここでも試食させてくれるので、いろいろ試してお気に入りを探すことができます。

超ちなみ情報ですが、移転前の店舗では、デザートを提供していました。
2種類だけなのですが、その場で店員さんが飾り付けをして出してくれます。生地のサクサク感をしっかり感じられたり、チョコレートもいろいろな形で顔を出してくれるのでしっかり味わえました。
移転後の店舗でも、復活してほしいなあ。。


Pridi Cacaofevier
こちらもタイ産のカカオ豆を使ったチョコレート屋さん。
以前訪れたカフェでは、ここからチョコレートを仕入れていると聞いて、行ってみました。
いざお店の目の前に到着すると、工房感がすごくて開いてるのか分からずどぎまぎ。
外からスタッフさんが見えたので、入れる?と口パクで聞いてみたところ、鍵を開けてくれて笑お邪魔しました。

ショップ部分は写真撮らないで、と言われたので撮りませんでしたが、ビーントゥバーが10種類くらいと、スナックバー6種類が並んでいました。
スナックバーは中身ぎっしり。中身は甘く、チョコレートはビターでとっても美味しかったです。



Karoや32 Bar Xなどのカフェでも販売されていたり、ザ・スタンダード・バンコク・マハナコンのミニバーにも置いてあったりします。
いろんな種類を見て選びたい場合は、こちらに訪れてみるのがおすすめです。
Kanvela Craft Chocolate
チェンマイ発のチョコレート屋さん。お店の名前はタイ語で、”The Passage of Time”という意味だそうです。
創業者の方が、おうち近くの畑で育てたカカオ豆を使ってチョコレートを作り始めたそうです。理想すぎません??
ドリンク、ボンボンショコラ、ペストリー、ビーントゥバー、ソフトクリームなど、幅広い商品を販売しています。
正直、ボンボンショコラやペストリーはまだ伸び代がありそうですが(ほんとに何様w)、ドリンクやソフトクリームは濃厚なカカオを感じられておすすめです。
またビーントゥバーは、タイらしいフレーバーも取り揃えており、パッケージも可愛くお土産にもおすすめです。
店舗で試食もできます。
チェンマイ本店

QSNCC店

以前、InterContinental Bangkok Sukhumvitでは、コラボティーセットが提供されていました。
ティーしに訪れた様子は、こちらに記録しています。

Paradai Craft Chocolate & Cafe
2017年創業、タイ産カカオを使ったチョコレート屋さん。
バンコク内に2店舗、その他JW Marriott、プーケット、ナコンシータマラートのカフェに商品を置いています。
ここはなんといっても、このきらきらしたボンボンショコラがかわいいand美味しいですし、バレンタインのギフトにもおすすめです。

もちろんドリンクも抜け目なくおいしく、お散歩で歩き疲れた際の甘いもの補給にもおすすめです。

BACC店
タイでは、生産量がそこまで多くないこともあり、カカオ豆農家を近くに感じられ、丁寧な製造工程を見ることができるのが魅力だと思います。
ここでご紹介したのは、バンコク内のお店がほとんどですが、タイ地方でも、カカオ豆農家さん自身が開いているカフェやチョコレート屋さんも少しずつ増えているようです。今後ぜひ訪問してみたいと思います…!