タイにいる間に、タイが舞台になった小説を読みたいなと思い、手にした1つが松本清張の「熱い絹」。
今やタイで知らない人はいない、タイシルクブランドJim Thompsonの創業者、ジムトンプソンが1967年に失踪した事件を元にしたミステリー小説です。
この小説を読むまで、ジムトンプソンが失踪したことすら知らなかったのですが、彼はマレーシアのキャメロンハイランドで休暇中だったところ、忽然と姿を消したそうです。
それからずっと気になっていたキャメロンハイランド。
マレーシア第3の都市であるイポーからバスでアクセスできるため、イポーと合わせて行ってきました。
2023年夏頃の情報なので、少し古いですが記録しておきたいと思います。
アクセス
この旅行ではイポーに1泊、キャメロンハイランドに1泊しました。
イポーでの観光やホテルについては、こちらに記録しています。よければ合わせてご覧下さい。

キャメロンハイランドは、イポーからバスで1時間半ほどです。
(イポーのバスステーションは、鉄道のイポー駅から少し離れているのでご注意ください。)
帰りは、キャメロンハイランドからバスで、直接クアラルンプールに帰りました。
バスのチケットは、12Goで以下を事前予約しました。
バス乗り場のカウンターで12Goのチケットを見せると、正式なチケットを発行してくれます。
13:00 イポー→14:13タナ・ラタ(キャメロンハイランド)
13:30 タナ・ラタ(キャメロンハイランド)→18:05 KLセントラル駅
どちらも到着は20〜30分遅れましたが、バスの座席は快適でした。
キャメロンハイランドのバスステーションからホテルまでは、Grabを利用しました。
タクシーも何台が停まっていたと思います。

キャメロンハイランド 観光
茶畑
キャメロンハイランドといえば、1930年台に開発された茶畑の風景が有名です。
こんな山奥で茶畑作った人たちすごすぎる。。
マレーシア発のティーブランドBOHやCamellon Valleyの茶畑を見学することができます。
私が訪れた月曜日はBOHの茶畑が定休日だったため泣、Camellon Valleyの茶畑を見学に行きました。
事前予約は不要で、ウォークインで訪れることができます。茶畑の中を歩くこともでき、15〜20分ほどで一周できますが、アップダウンがあるので筋肉痛になりました。笑




カフェでティーを注文したり、お土産屋さんでお土産を買うこともできます。Cameron Valleyのカフェやショップは何店舗かありますが、どこも同じラインナップでした。


わたしは、ホテルで車のチャーターをお願いして向かいました。
その他
茶畑が観光のメインと思いますが、車をチャーターして向かう場合、道中のお野菜マーケットやおみやげ屋さんに寄ることもできます。
白いとうもろこし(食感もちもち)やイチゴなど、高原ならではのラインナップでした。


キャメロンハイランドリゾート
キャメロンハイランドに宿泊するなら、絶対にこのホテルがおすすめです(他のホテルに泊まったことはありませんが笑)。
タナ・ラタの街中からは離れますが、茶畑の観光に行くにも、どこに行くにも車は必須なので、特に困りませんでした。何より、静かなエリアで贅沢にゆっくり過ごすことができます。
まず初めに、ご覧下さいこのクラシックな外観。きれいに剪定された植物が並び、館内にも期待が高まりますが、その期待を裏切りません。

クラシカルなライブラリーや、館内に飾られた絵や写真も素敵でした。

客室
私は、Deluxe Roomに宿泊しました。ベッドには天蓋がついており、お姫様気分です。
室内はかなり広々としており、ソファエリアでもゆっくり寛げます。
家具もセンスがよく、これぞブティックホテル!とテンションがあがります。



バスルームは、ベッドルームと趣向が変わり、白黒のタイル。
キャメロンハイランドは標高1,500mくらいで、宿泊した日は雨も降っていたので8月にも関わらずやや肌寒かったですが、水温水圧は問題なく、温まれました。
シャンプー・コンディショナーなどのアメニティもついており、強いこだわりがない限り持参しなくていいと思います。

お部屋には、コンプリメンタリーのティー(BOHのものでした!)やコーヒーも置いてあります。
食べてはないですが、有料のカップ麺も。ちょっと肌寒い日の夜食に食べたくなりますよねえ。
さらに、耳栓が置いてあるのもポイント高かったです。私はあまり気にならなったですが、外ではお犬様がわんわんしていたり、虫さんが合唱していた気がします。


ダイニング
このホテルには、4つのダイニング・バーがあります。
ダイニングルームがメインダイニングで朝食会場にもなっています。
Dining Room (夕食・朝食)
白いテーブルクロスがかかった木製家具で、(ホテル全体的にですが)クラシックな内装です。
特にドレスコードの指定はなく、みんな思い思いの服装(Tシャツ、ワイシャツ、エレガント、家族連れは結構カジュアルな服装など)をしていましたが、ちょっと素敵な服装で訪れたい気分でした。

日が落ちてからはかなり暗く&寒くなることと、ホテルから徒歩圏内にレストランなどはなかったため、夕食もこちらで頂きました。
メニュー数は多くありませんが、パスタやスープはお上品なお味で美味しかったです。


朝ごはんはアラカルトメニューから好きなものを選ぶスタイルでした。パンは食べ放題です。

Jim Thompson Tea Room (アフターヌーンティー)
ホテルに到着してすぐ、チェックインカウンターの横に見えるのがJim Thompson Tea Roomです。



私は、到着した日にアフターヌーンティーしました。
タイのホテル等で頂くことが多い、きらきらフュージョンアフターヌーンティーではなく(これもこれで大好きなのですが)、クラシックなメニューでした。

ピアノの生演奏を聴きながらいただきます。こんな場所で過ごしたこともないのですが、内装も相まって、ノスタルジーを感じる素敵な時間でした。しっかりお腹も膨れましたよ。



標高1,500mほどの高原地帯で、かつ英国の占領下に置かれていた歴史的背景もあり、タイや日本ではなかなか見ない景色が見られました。
8月に訪れましたが、かなり涼しく薄手の羽織が必要なほどでした。
この時期のこの涼しさも、タイではなかなか感じられないので、避暑に訪れるのにもおすすめです。