「世界一幸せの国」、「祈りの国」いろんな代名詞があるブータン王国。
王様と王女様が美男美女ということ以外、あまり知らなかったこの国に、2024年10月頃訪れてみました。
とっても心に残る素敵な旅になったので、記録しておきたいと思います。
アクセス、空港の様子などはこちらに記録しています。よければ合わせてご覧ください。

プナカ
今回は、空港から車で4時間ほどの場所にあるプナカへ。
ブータンの原風景が残る村、とのこと。ドゥルックさくらツアーズで申し込んだ文化ツアーでは、日帰りできます、とのことだったのですが、せっかくなので1泊する旅程にしてもらいました。
人口2〜3万人ほどの小さな街ですが、田んぼ、山、川と、豊かな自然に囲まれた長閑な場所でした。

観光地
プナカ・ゾン
ゾンとは、ブータンのお寺兼行政機関のこと。
プナカゾンは、ブータン国内でも最も美しいと言われるゾンの1つだそう。
この旅の中で3つの大きなゾンに行きましたが、私はこのゾンが1番素敵だなと感じました。

少し話が逸れますが、ブータンの公用語の1つははゾンカという言語なのですが、これは「ゾンの言葉」、という意味だそう。公務員として働く人たちはゾンカの試験もあるそうです。
ただ、英語も公用語になっており、1980年中旬から学校教育は英語で行われているため、英語を話せる若い世代の方々も多いそうです。我々のガイドさんも、とても流暢でした。
ブータンの国教はチベット仏教ドゥルク派で(けれどもヒンドゥー教の信者もいるし、アニミズム的信仰も混じっているそう)、ゾンのお寺ゾーンの内装もチベット仏教の様式に沿って、大仏が安置された本堂と、極彩色の装飾が施された僧院が並びます。


入り口にはマニ車もあり、クルクル回して徳を積みます。(たしか)どのお寺も本堂は撮影禁止なので写真はありませんが、日本やタイの仏教寺院とは異なる雰囲気で、異国感を存分に吸い込みました。


村歩き
伝統工芸品を作っているお店などが並ぶエリアをお散歩。
わ〜カラフルできれい、と思うのですが、よく見ると男性器の象徴です。笑 ちょっと気恥ずかしい気持ちになりますが、豊穣を願うためのものなので、そんなこと気にする必要はないのです。


一面に広がる田んぼと、その中でむしゃむしゃしている水牛たちを眺めながら、時間を気にせずお散歩できる贅沢な時間でした。


チミラカン寺院
私がブータンで初めて訪れたお寺だったので、小さなお寺ですが印象に残っています。
いつからあるお寺なのかわかりませんが、鮮やかな装飾と、バターロウソクの香りの中、若いお坊さんたちがお経を読んでいました。



ドチュラ峠
標高3,140メートルにある、煩悩の数と同じ108個の仏塔が並ぶお寺。
晴れていれば遠くに山々が見渡せるそうですが、この日は曇っていて見えず。。お隣にある茶屋で一服しました。




ティンプーへの道中にて
国内移動は全て車でした。私が訪れた際はきちんと舗装されていましたが、数年前まではされていなかったそう。
ただでさえクネクネしていたので、さらにガタガタが加わったら私は確実に酔います。笑
途中休憩では、焼きとうもろこしを食べたり、野生のドゥクラングールに遭遇できたりしました!


リバーバレーホテル
ツアー会社が手配してくれた、こちらのホテルに宿泊しました。
プナチョンツ川沿いにあり、お部屋の中でも、ロビーでも、バルコニーでも、どこからでも美しい景色を望むことができ、心癒されました。

お部屋は、シンプルな作りですが、ファブリックの柄がかわいかったです。化粧台やミニバー(ティー、コーヒー、ケトルなど)もありました。




バスルームはこんな感じ。清潔感があってよかったです。
シャンプー、ボディーソープ、バスルーム用スリッパ、ドライヤーはあり。コンディショナーや歯ブラシはないので、持参した方がいいです。

1点注意したいのは、お湯をタンクに貯めるスタイルなので、シャワー1人分しかお湯が出なかった点です。笑
2人目がシャワーを浴びようとしたところお湯が出ないので、ホテルの方を呼ぶと、30分くらい待ってからシャワーしてみて、とのことでした。
待ってみましたが一向にお湯が出なかったので、この日は背中を洗うのを諦めました。笑 涼しい気候で滝汗ではなかったのでよしとします。
ごはんは、夕食も朝食もブッフェスタイルでした。
一応インターナショナル料理ですが、インド系のお料理が多かったと思います。徒歩10〜15分圏内でごはん屋さんなどはなかったのと、夜は結構暗い&冷えるので、ずっとホテルに滞在していました。(また、ホテルでの食事は全てツアー代金に含まれていました!)


その他、使っていませんが、小さなジムもありました!ないと思っていたので驚き。
また入り口には、小さなお土産屋さんもありました。布製品や、キーホルダーなどが販売されていました。

パロ空港から車で山道を4時間進み、アクセスがよいとは言えませんが、本当に訪れてよかったです。
プナカを訪れるなら、プナカゾンは必見です。美しい山と川に囲まれ、時間を忘れるひとときでした。
次回はブータンの首都ティンプーについて記録します!