2024年10月、美しい棚田の風景に憧れて、10年来ずっと気になっていたベトナム・サパに訪問しました。
アクセスがいいとは言えませんが、長い時間をかけてでも訪れる価値のある風景に出会えました。
ハノイ在住の友人が交通機関やホテルを予約してくれ、とてもよい旅程だったので記録しておきたいと思います。
アクセス
2024年10月現在、日本国籍の方の観光ビザは免除されています。
最新の情報は、大使館や領事館のWebサイトなどをお確かめください。
サパは、ハノイから車で5〜6時間、電車で8時間ほどの場所にあります。
バンコクから向かったスケジュールはこんな感じです。
金曜夕方
✈バンコク→ハノイ、🚗(Grab)ハノイ空港→ハノイ駅付近、①ハノイ駅付近で晩ごはん
②🚈(寝台列車)22:00 ハノイ駅発
土曜
6:30 ラオカイ駅着、③駅にて朝ごはん
9:00 寝台列車会社のシャトルバスでサパ市内へ移動
10:00~13:00 ④サパ市内観光、ホテルのシャトルバスでホテルへ移動
14:00 ホテルTopas Ecolodgeにチェックイン
日曜
AM ホテルでのんびり
13:00 ホテルでカーチャーター予約、ハノイ空港へ
✈ ハノイ→バンコク
旅の様子
①ハノイ駅付近で晩ごはん
まず、ハノイ駅から徒歩5分ほどのところにあるSadhu Vegetarian Restaurantで腹ごしらえしました。
ここは、ベジタリアンのベトナム料理のアラカルト式ブッフェレストランです。
小さめポーションのアラカルトメニューを、好きなだけ注文することができます。
お兄さんがおすすめを教えてくれます(いくつかの料理は半強制的に注文させられます笑)。




ベジタリアンメニューではありますが、お肉を食べたかのような満足感がありました。
デザートまでしっかりおいしかったです。ドリンクはブッフェ料金に含まれておらず、別料金でした。



②寝台列車
ごはん後、歩いて駅に向かいました。
寝台列車は、車両によって運営会社が違うそうで、今回はChapaという会社の車両に乗りました。

ハノイ駅の2階にチェックインカウンターと待合スペースがあり、乗車時間の30分前くらいにチェックインしました。



いざ車両はというと、、かなりおしゃれでかわいく、女子の心を掴んできます。
1部屋に4つあるベッド(2段ベッド×2台)のうち、2つのみを使用しているので、広々と感じます。



エアコンのスイッチはなく、大量の送風口をひとつずつ開閉するスタイルでした。笑

ベッドサイドにはお水、耳栓、歯ブラシと言ったアメニティが準備されているほか、乗務員がウェルカムドリンクとスナックを持ってきてくれました。

お手洗いや洗面台もきれいで快適でした。


電車市場(タイでいうメークロン市場みたいな!けど全然徐行せず、結構早いスピードで走っていました。笑)や最古の橋を通り抜け、車窓の景色が暗くなってきたところで就寝です。
ベッドは柔らかく快適ですが、やはり電車のがたんごとんする音には慣れておらず、浅めの眠りにつきました。
③ラオカイ駅にて朝ごはん
ちょうど日の出の5:50くらいに、フフフ〜フフン…ラオカイ〜♪みたいな爆音ベトナム民謡が車内に響き渡り、目が覚めました。
車掌さんが、もうすぐ到着するので支度してください、みたいなことが入力されたGoogle翻訳を見せながら各部屋を回ってくれます。
身支度などして、6:30くらいにラオカイ駅に到着しました。


ここでは、オプションで朝食をつけることができます。1人7ドルです。
パン、ハム、目玉焼き、コーヒーなど、素朴な朝食セットです。
お腹がすいていることと、ハノイとは雰囲気の異なるラオカイに到着したテンションで、とってもおいしく頂きました。この日は我々だけの貸切空間でした。


ごはんを食べている間、外では到着した電車の車内と外装のお掃除をしていてとっても好印象でした。
④サパ市内観光
ごはんを食べ終え、サパ市内へ移動です。車で1時間ほどだったと思います。
寝台列車会社に、プライベートカー(25ドル/台)を手配してもらい移動しました。
宿泊するTopas Ecolodgeのラウンジがサパ市内にあり、10:00前くらいにそこに下ろしてもらい、荷物を預けました。
ラウンジからホテルへのシャトルバスが、10:30と13:00の1日2便出ており、我々は13:00発の便に乗ることにしました。

ここからは歩いて市内観光しました。サパの街並みはこんな感じ。
The City in the Fogと呼ばれている通り、少し霧がかっていました。
標高1,600mほどの山間の街ながら結構栄えており、いろんなホテルやお土産やさん、ごはん屋さんがありました。



ここで有名な観光地は、19世紀末に建てられたという石造りの教会、そしてベトナム最高峰3,134mのファンシーパン山です。

ファンシーパンへは、トロッコ列車やロープウェイを乗り継いで向かうことができます。
サパ市内で一際目立つ、Hotel De La Coupoleの中にチケット売り場と乗り場があります。
チケットは、通常の往復路チケットのほか、山頂でのブッフェ付きチケットや、仏教徒向けチケットがありました。


山頂に行くには、①トロッコ列車(5分)、②歩き(10〜15分)、③ロープウェイ(20分)、④急勾配トロッコ列車(5分)、⑤歩き(15分)のステップで、計1時間ほどかかりました。
トロッコ列車などの時刻表は細かく決まっておらず、10〜15分ごとくらいに運行されているようでした。
各乗り場や、道中の展示物などは、ディズニーのような、昭和の遊園地のような、しかし山岳民族感も見せてくる、面白いものでした。






②にはいろいろな展示物があったり、③以降は特に標高が高くなることもあり意識的にゆっくり動いた方がいいことから、時間には余裕をもって向かうのがおすすめです。

さあ、1時間かけて登った先の景色はというと、、まさに天空の世界。。
晴れていたこともあり、空の青が美しく、ずっとみていたい景色でした。
ただし、たっくさん階段を登り、次の日はしっかり筋肉痛になりました。



ホテルへ
今回宿泊したTopas Ecolodgeは、サパ市内から車で40分ほどのところにあります。
市内にも、素敵なホテルもたくさんあるようですが、私は少し遠くてもTopas Ecolodgeに泊まって本当によかったと思いました。ホテルの様子は、次回詳しく記録していきたいと思います。