バンコクから直行便が就航している都市を見ていると、ウズベキスタン・タシケントを発見しました。
ウズベキスタンといえば、シルクロードの要所であった、サマルカンドが鎮座しているではありませんか。
青色の装飾が美しいイスラム建築たちが溢れ、青の都と呼ばれる世界遺産です。
一度写真で見てから憧れていた街。
2024年5月、日本のGWの時期に、首都タシケントと古都サマルカンドに訪問してみました。
ここでは、首都タシケントの様子を記録したいと思います。
実質、半日くらいしかタシケントに滞在できず、有名なティムール博物館、歴史博物館、バザールなどに行けなかったのが若干の心残りではありますが、治安もよくのんびり過ごせました。
参考にした情報
Web上にたくさん情報があるバンコク・タイに比べて、ウズベキスタンの情報はなかなか見つかりませんでした。
私は以下の情報を参考に観光しました。
・地球の歩き方Plat:簡易版、地球の歩き方です。基本情報、観光地、レストラン、ホテルなどほしい情報が全てまとまっています。
・地球の歩き方Web:基本情報もですし、レストランやホテルなど比較的新しい情報が掲載されて参考になりました。
・中央アジア・ウズベキスタン ひとり旅ガイド&フォトブック2024:Kindle Unlimitedで発見。2024年1月にウズベキスタンを訪問した方の記録で、新鮮な情報で参考になりました。
持って行ってよかったもの
Google Translate
言語は、ウズベク語またはロシア語です。
東南アジアでは、なんだかんだ英語が表記されていますが、ウズベキスタンでは街中の看板も、この2つが併記されていることが多く、全然わからなかったです。笑
2つの話者でない限り、Google translateが必須だと思います。
マスク、のど飴(乾燥対策)
私が訪問した5月頃は、日本と同じく春の季節で、とても過ごしやすかったです。が、日本より気温が低く、結構乾燥していました。
何かしら乾燥対策できるものを持っていくと快適に過ごせると思いました。
タシケント空港
フライト
わたしは、以下フライトで移動しました。
往路:HY532 BKK8:10-TAS13:10
復路:6E1806 TAS00:50-DEL04:05 + 6E1053 DEL10:15-BKK16:10
往路は直行便で7時間ほど、復路はデリーで乗り換えで13時間ほどでした。
往路のウズベキスタン航空は、3席×2列の機体でほぼ満席でした。機内食は洋食で、普通に美味しかったです。


入国
2024年5月現在、日本国籍者は30日以内の観光目的での滞在の場合、ビザは不要でした。
最新の情報は、大使館や領事館のWebサイトなどをご確認ください。
タシケント空港は、首都空港ではありますが、かなりこじんまりしており、着陸してから空港建屋まで歩くスタイルでした。
建屋に入るとすぐ、入国審査レーンがあります。
入国審査が終わると、すぐ目の前に(たしか)4つほど荷物受け取りレーンがありました。

両替
入国審査後すぐの、レーン1横に両替所がありました。
両替できる通貨は、USドル、ユーロ、スイスフラン、日本円、中国元などの主要通貨で、タイバーツは対応していないようでした。タイから行く場合は、上記のどれかに両替してから行った方がよさそうです。
ウズベキスタンの通貨は、「スム」です。
政府が公定レートを定めており、どこで両替しても同じレートだそうです。
大体のレストラン、ホテルではクレジットカードを使うことができた上、高速鉄道代も事前に支払いしていたため、我々はお土産代を少しだけ両替しました。
SIM
また、レーン2と3の間あたりにSIMカードカウンターがありました。
なんとミニマムが44GBで、60,000スム(約700円)です。
いつも使っているeSIMよりお得だったので、SIMの入れ替えが面倒でなければこちらがおすすめです。

移動手段
配車アプリ
ウズベキスタンに行くなら、絶対にYandex Goをインストールしておくことをおすすめします。
旧ソ連圏で使用されている(東南アジアでいうGrabのような)配車アプリで、タシケントでもサマルカンドでも使うことができました。
タシケント空港出口辺りにピックアップポイントがあり、すぐに乗車できました。
金額イメージとしては、10分くらい200~300円くらいだったと思います。安い!
ちなみに、街中のタクシーや個人乗用車はほぼシボレーでした。
タシケント近郊にシボレーの工場があり、他社製の車より値段が安いそうです。
地下鉄
首都タシケントの中心部には地下鉄が通っています。
中央アジアの中では、唯一地下鉄がある大都市だそうです。
駅によっては地下鉄内の内装がとても素敵で見応えがありました。
Visa touchで入場できるので、チケットを買う必要もなく便利でした。

観光地
ウズベキスタン工芸博物館
ウズベキスタンで有名な手工芸品である、絨毯、スザニ、陶器などが展示されています。
こじんまりした博物館ですが、展示品もクオリティが高いですし、この建物自体も美しく、シャッターが止まりませんでした。
この建物は、以前ロシア公使の私邸だったそうです。小規模ですが、お土産屋さんも隣接されていました。



タシケントの街並みをお散歩
夕方から、ティムール広場、ナヴォイ・オペラ劇場、ホテルウズベキスタン、地下鉄のAmir Temur Avenue駅、Mustakililik Square駅などをお散歩しました。



旧ソ連時代に整備されたそうで、東南アジアとは違い、ヨーロッパとも違い、シンプルで整然とした街並みだと感じました。
屋外に卓球台や、パンチングマシーンがあり、若い男性たちで大盛り上がりしていました。なんて平和なの。素敵です。


Tashkent City Mall
最先端のタシケントがわかるショッピングモールでした。


Paul、KFC、Baskin Robinsのような世界的なチェーン店、Zara、Massimo Dutti、ラコステ、リーバイスなどの衣料品店、ゲームセンター、スーパーマーケットなど、なんでも揃っており、ここさえあればタシケントに駐在できそうです。
帰国前最後の晩ごはんは、このモール内のウズベキスタン料理屋Boboyさんで頂きました。
まずまずの美味しさでしたし、きれいでよかったです。


レストラン
Caravan
このレストランが、ウズベキスタンに上陸して最初のちゃんとした食事だったのですが、雰囲気もお味も、最初にふさわしいお店でした。
まずお店の名前がキャラバンです。砂漠やラクダ、からのシルクロードを思わせる〜(完全にお上りさん笑)。
内装もオープンエアで素敵〜そしてライブミュージックもありました。


お料理のお味も文句なしでした。
お店の方のおすすめに従って、揚げチュチュヴァラ(餃子)、プロフ(ピラフ)、マスタヴァ(トマトベースのスープ)、シャシリク(串焼き)を注文しました。




また飲み物は、フルーツティーを注文しました。ウズベキスタンはお茶文化があるそうです。
フルーツがそのままごろごろ入っている上、ほどよい甘さでとても美味しかったです。

ホテル
InterContinental Tashkent
2023年にオープンした新しいホテルです。
思っていたよりいろんなホテルチェーンが進出しており、ハイアットシージェンシーやヒルトンも気になりましたが、1番新しそうだったので宿泊してみました。
私はPremium Kingに宿泊しました。
次の日の出発が朝早かったので、朝食なしにしました(朝食つければよかった…)。
客室内は、最近リニューアルしたりオープンしたインターコンチネンタルホテルと同じく、モダンな内装です。
41平米で、ベッドサイドにはソファもあり、広々としています。窓からの景色はこんな感じです。


ウェルカムフルーツがありました。ミニバーには、ティー・コーヒーの他、チョコレートも置いてありました!嬉
ターンダウンサービス後には、デーツとナッツも置いてあり中央アジアを感じました。


バスルームは、バスタブはありませんが、トイレもシャワーブースも広々としています。
アメニティは、インターコンチでお馴染みBYREDOのBal Dafriqueの香りでした。この香りを嗅ぐだけで幸せです。。
ヘアドライヤー、お洋服用のアイロンも常備されています。




ボールルームでは結婚式や、ビジネスイベントも行われるようで、私が訪れた際も、エレガントな衣装に身を包んだ方々や、スーツ姿のビジネスマンをたくさん見かけました。
宿泊者が利用できるプールは、室内にあり、ガラス張りのため外を眺めることもでき、とても素敵でした。
屋内かつ温水プールで、いつまでものんびりできそうでした。


私にとって、初めて降り立った中央アジアの都市でしたが、治安はよさそうで、東南アジアとは異なる街並みや建物にときめき、美味しいごはんに出会い、とても気に入りました。
また訪れる機会があるかは分かりませんが笑、もっと散策してみたかったです。
次回は、サマルカンドについて記録していきます。