バンコクから車で北東に約3時間、軽井沢のような雰囲気を醸し出す高原地帯カオヤイ。
おしゃれなカフェやワイナリー、滝やグランピング施設など、たくさんの観光資源があるカオヤイですが、意外にも外資系のラグジュアリーホテルはありませんでした。
2022年10月、満を持してカオヤイにオープンしたInterContinental Khao Yaiの滞在記をお送りします。
自然に囲まれた広大なリゾートの中で、都会の喧騒から離れた、ゆったりしたしてラグジュアリーな時間を過ごすことができました。
アクセス
バンコクから車で3時間ほどです。
公共交通機関はなく、カオヤイのホテルやカフェなどが立ち並ぶメインストリートとも離れているので、事前の車確保が必須です。
チェックイン
ホテルに着くとリゾートデザインの巨匠、ビル・ベンズレー氏の設計ということが頷ける、重厚な受付が出迎えてくれます。
このホテルはラーマ5世時代、カオヤイが東北部への鉄道でのアクセス時の玄関口であったという歴史的背景にインスピレーションを受け、鉄道をイメージしたデザインとなっています。


客室
今回ステイしたのは、1King Classic Lake Viewというお部屋です。
広さは34平方とリゾートホテルとしては少し手狭ですが、湖に面し眺めも良く快適でした。
重厚な造りのため扉など重さは感じますが、そこもレトロさということで、よしとしましょう(誰)。
ホテルのコンセプトに合わせて、列車をイメージしたお部屋になっており、豪華な寝台列車のようです。



浴槽、トイレまでもが統一された世界観でシックなデザインになっています。
アメニティはInterContinentalといえばの、Byredoでした。ホテルステイの快適さとラグジュアリー感を、格上げしてくれます。



スリッパはフカフカ系、バスローブは薄めのものです。冷蔵庫は少し小さめですが十分なラインナップでした。Tea、Coffeeはあまり見慣れないブランドでしたが、おいしかったです。




ウェルカムフルーツとタイスイーツもあり、お部屋に着いて早速頂きました。

リゾート内ファシリティ
湖
このホテルの醍醐味と言っては良いのではないでしょうか、客室やダイニングに囲まれた場所に大きな湖がありました。湖周りはきちんと舗装されており、お散歩をするのにぴったりです。
ここでは、優雅に暮らす様々な鳥や魚にも出会えます。また魚に餌をあげたり、サイクリングすることも可。
この湖では泳げませんが笑、ダイニングの近くにはプールもあり、泳いだり、プールサイドのベッドでのんびり過ごすこともできます。






キッズコーナー
リゾート内のファシリティは、車両型のものがたくさんありました。
アップサイクルをしつつも、当時の状態をあえて残している車両もありました。
一部車両は、キッズコーナーになっていました。



スパ @Back On Track
Back On Trackで、60分間のアロママッサージを受けました。
電車1車両にベットが1つという贅沢なプライベート空間です。
施術後のティーは、綺麗なベンジャロン焼きのカップで提供されました。


ダイニング
InterContinental Khao Yaiには、5つのダイニング&バーがあります。
私が訪れた際はまだオープンしていなかったのですが、リゾート内をお散歩していると、車両型のPAPPILONというフレンチレストランがあり、とっても素敵な雰囲気でした。次回訪れてみたいです。
滞在中には、次の2か所のダイニングに訪れました。
アフタヌーンティー @Tea Carriage
まずアフタヌーンティーできるカフェです。会場であるTea Carriageも車両を使用しています。
車内(室内)はソファ席、テラス席は湖に面しています。ここでのんびり寛ぐのもありです。
アフタヌーンティーは、スコーン、ベーグル、フィナンシェ、マカロン、チョコレートなど、ベーシックなラインナップで、全て安定の美味しさでした。



朝食 @Somying’s Kitchen
Somying’s Kitchenは、タイ料理のオールデイダイニングです。
朝食会場にもなっており、タイ料理の他洋食メニューもたくさんありました。
室内席からも外の緑が見えますが、屋外のテラス席が非常に気持ちが良かったです。



カオヤイには土地柄を活かした自然と調和型のホテルは多いですが、このホテルは見事な自然との調和に加え、ラグジュアリーな体験もさせてくれます。
自然の中でラグジュアリーな滞在を求める方には大変お勧めできるホテルでした。