遠出するのは面倒だけど、ちょっと旅行気分を味わいながらぼーっとしたい。
そんな日におすすめしたいホテルに出会いました。
アクセス
チャオプラヤ川の西側、バンコクノーイ地区のちょっと北側にあるBaan Manee Bangkok。
プラスメン砦の向かい側あたりでもあります。
最寄りの公共交通機関は、MRTのBang Yi Khan駅です。スクンビット駅からは17駅。
乗っている間に地下鉄から高架に変わり、バンコクの景色を眺めながら向かいます。
MRTの駅からは、バイクタクシーで向かいました。
車で向かう場合、車で辿り着けるのはBang Yi Khan 警察署まで。ここから先は道が細くなるのです。
事前にお願いすれば、ホテルのスタッフさんが迎えにきてくれます。ここから300m、約5分ほど歩くとホテルに到着です。
(この道も、とっても味があって素敵だったので後ほど記録します)

(おじさんたちには撮影許可もらい済みです!笑)
Baan Maneeができるまで
細い道を抜けて川沿いの突き当たりまで進むと、木製の格子扉が。お店のロゴにもなっているように、三角屋根を2つ携えた建物。

きれいにリノベーションされていますが、どこかレトロな佇まいで素敵です。
これを、新しく建築して再現するのは難しいように感じます。
ここBaan Maneeは、ラーマ5世時代、オーナーさんのご先祖様が王室から与えられた土地で、当時の建築技術で川沿いに建てられたおうちだそうです。
お祖母さんの代までこちらに住んでいたそうですが、車でアクセスできないこともあり、お引越し。
その後、少しずつ廃れていってしまったものの、ずっと心にはこの場所が残っていたそう。
2020年、リノベーションを決意し、4年をかけて完成。2024年にオープンしたそうです。
なんて素敵なファミリーヒストリーなんや、、と心掴まれた汚綺麗ハンターなのでした。笑


カフェ
格子扉から中に入ると、まず目の前に広がるのはリバービュー!そしてカフェエリアです。

靴を脱いでお邪魔するスタイル、床もつるぴかです。

このエリアは、10:00〜19:00に営業しており、宿泊客以外も入れます。
ドリンクメニューの他、タイ料理の軽食もあり。みなさん、川を眺めながら思い思いに映えていました。
ドリンクはおしゃれなだけあり、いいお値段です。



ホテルへのチェックインもこちらで行います。
ウェルカムドリンクを頂きながら、次の日の朝食メニューを選びました。チェックイン時に、300バーツのデポジット(現金)が必要です。

客室
カフェと同じ1階と、階段を上がった先の2階に客室があります。
わたしは、1階の02 Chompoonut(Nature View Deluxe Room)というお部屋に宿泊しました。
内装はこんな感じ。
左手にクローゼット、右手にバスルーム、正面がリビング・ベッドルームです。右奥にバルコニーもあります。

クローゼットには、バスローブ、スリッパ、セーフティボックスあり。

ミニバーはこんな感じ。
無料のティー、コーヒー、お水あり、そして冷蔵庫に入っている缶ジュースも無料です。嬉しい。



バスルームはコンパクトな中に、バスタブもあり。そして洗面ボールがお花柄でかわいいのです。


かわいい洗面ボールに隠れてひっそりと歯ブラシもあり。
シャンプー、シャワージェル、ドライヤーもありでした。


タオルもベッドも、リネン系は柔らかい生地で気持ちよかったです。
蚊帳がカーテンレール方式なので閉めやすいのもグッドです。

テレビはスマートTVで、NetflixやYouTubeも見れます。
ステイケーションするときのスマートTVはありがたいですなあ。
バルコニーはこんな感じで、ワイルドなハンモックもあり。ランプシェードもレトロ洒落で素敵でした。


ただ、ちょっと気になる点もちらほらあったので記録。
この点も含めて、「旅らしさ」を楽しめる方には、ぜひおすすめしたいです。
・蚊:バルコニーはあるものの、その下は汚綺麗な川なので、蚊もいます。スキマができないよう、鍵は工夫されていましたが、開け閉めする時に入ってこないよう要注意です。もちろん、蚊よけスプレーやクリームも用意してくれています。
・音:特に私はカフェと同じ階だったからかもしれませんが、19時までは結構外の音が聞こえます。また、チャオプラヤ川のクルーズ船も通るので、パーティー音も聞こえます。ただ22時以降は、ホテル内をquiet timeとしており、静かになります。また、当時の建築を残しているためか、上の人の足音がちょっと聞こえることもありました。耳栓は用意してくれています。
・水回り:私は早めにシャワーを使ったので、水温・水圧ともに問題なかったですが、他の部屋の人が併用しているとちょっと水圧弱くなる現象起きそうな感じがしました。
朝食
チェックイン時に、場所(お部屋orカフェエリア)、時間(8:00/8:30/9:00/9:30)、とメニューを選びます。
メインメニューは、アメリカンブレクファスト、カオトム(ライススープ)、ヨーグルトボールから1つ。
サイドメニューは選び放題で、私はサラダ、ムーピンとオレンジジュースをお願いしました。
一見シンプルですが、ちゃんと丁寧に食材が選ばれている感じがして、お味もとっても美味でした。

ちなみに、私が指定した朝食時間は、カフェスペースがなんと貸し切り。
朝日が差し込むレトロ空間を独り占めできるの、最高すぎました。
さらに目の前を行き交うボートや、対岸の人々を眺められるの最&高すぎました。


周辺をお散歩
この周辺は、Wat Daowaduengsaram Communityというそうで、ホテル前の通りを5分ほど歩くと、コミュニティの名を冠した王室3級寺院が現れます。
朝ごはんをいただく前に、寝巻きのまま、ちょっとお散歩してみました。

この通りは、車が通れないほど狭いのですが、朝からご近所さん同士でおしゃべりしていたり、バイクが行き交ったり、なんだかNHKの撮影セットの中を歩いているよう。(撮影セットの中歩いたことないけれど。笑)

小さな生鮮市場と、グアイチャップ屋さん、串焼き屋さんがあるくらいで、観光客向けのスポットはありませんが、このコミュニティの日常に、ちょっとだけお邪魔することができます。
汚綺麗ハンターの胸は高まりっぱなしなのでした。


古き良き、を生かしながら、快適に整えられた空間で、パワーチャージすることができました。
ホテルへのアクセスは、スクンビット民からすると便利とは言えませんが、同じバンコク内でも、日常から少し離れて、ゆったりとした時間を過ごせます。
バンコク在住の方や、観光客でスケジュールに余裕がある方にも、とってもおすすめです。
オーナーさんやスタッフさんはとても親切で、メッセージのやり取りも早かったです。
思い出記録&感謝の気持ちも込めて、記録しておきます!