タイ東北部(イサーン)のうち、南イサーンと呼ばれる場所に位置する県の1つがスリンです。
プーケットにスリンビーチがあったり、アンダマン海にスリン島があったりしますが、そちらではないのでご注意を。
南イサーンのスリン県は、古くからスアイ族によるゾウの飼育が盛んだったそうです。
そんなスリン県で毎年コムローイと同じ10〜11月頃開催されている、ゾウ祭り(งานช้าง)に参加してきました!
ゾウ好きにはたまらないお祭りでしたので、タイにたくさんいるであろうゾウ好きさんに向けて、記録しておきたいと思います。
ちなみに、2024年のゾウ祭り会場でのアナウンスによると、来年2025年は11月15日(土)16(日)に開催されるそうです!!
ゾウ祭りの他、スリンの観光地や行ってよかったレストラン、ホテルについても記録していきます。
アクセス
スリンにも空港はあるのですが、2024年11月時点では就航便がありませんでした。残念。
お隣のブリラム県にあるブリラム空港が最寄りになります。
スリン市内からブリラム空港までは、車で1時間弱です。ブリラム空港で、運転手付き車チャーターをすることができます。
バンコクから車で向かうと6時間ほどです。
スリンも主要な観光地は車でないと訪れるのが難しいため、バンコクから車で行くのもありだと思います。
ブリラムでの旅の様子はこちらに記録しています。よければ併せてご覧ください。
観光地
Elephant Festival
これは観光地というかお祭りなのですが、スリンが1年で1番盛り上がる日です!2024年の様子を詳しく記録しておきたいと思います。
日程
2024年は、11/16(土)17(日)で開催されました。両日とも、午前中の8:30〜12:00に行われました。
事前に、スリン県のfbページでイベント公式サイト↓を発見して知りました。
場所
スリン県立スタジアムで開催されます。
隣に、シーナロンスタジアムというきれいなスタジアムがありますが、そちらではないのでお間違いなく。
メインのスタジアムにたどり着くまでに、いろいろな催しものもありましたよ。
こちらの催し物は夜までやっているようでした。
観覧方法
このお祭りは、100頭以上のゾウさんと100人以上のゾウ使いさん、そしてスリンのみなさんが織りなすショーを観覧します!
スタジアムの東と西に座席があり、東側がVIP席+有料席、西側が無料席になっていました。
無料席側は、朝早い時間帯の場合結構日が照っていたので、日傘は必須だと思います。
北と南、どちらからもゾウさんが入場してくるのですが、どちらかというと南の方がメイン入り口っぽかったので、そちら側(有料席の場合はA〜I列)を陣取るのがおすすめです。
VIP席は350バーツで、トートバッグ、水、お土産品(お米、スナックなど)が含まれていました。
ショーの様子
我々は、定刻からは始まらないだろうと踏んで、30分遅れの9:00くらいに会場に到着しましたが、さすがに始まっていました。笑
スリンの若人たちの踊り(ゾウさんは待機笑)
アユタヤ時代のカンボジア(?)との戦いの様子の再現
走り回るゾウさん、とにかく走り回って終わった。笑
フラフープゾウさん+観覧者触れ合いタイム
ルール崩壊ハンカチ落とし(かわいすぎる)
バスケ、風船割り、絵描きゾウさん、ゾウさんが描いた絵はそのあとオークションされていました。
サッカーゾウさん、途中ファールで救急箱を持ってくる小芝居もあり。笑
戦いの再現からのフィナーレゾウさん
定刻通り12:00頃終了しました。終わってからはゾウさんが観覧席に来てくれるので、みんなチップを渡していました。
写真を撮ったりゾウさんの背中に乗せてもらったり、ゾウさんと触れ合うこともでき、楽しかったです。
Elephant World
スリンでは、ゾウ祭りの時期以外にも、ゾウさんと触れ合うことができます。
ブリラム空港から車で40分ほど、スリン市内から車で1時間ほどの場所にあるタークラーン村は、古くからスワイ族がゾウを飼育してきた村として知られているそうで、ドライブしていると、お家の横にゾウさんのおうち(木のトンネルのようなもの)が併設されている世帯がいくつかあり、ゾウ使いとゾウさんが一緒に生活している(共生)様子が見られました。
2021年末に、エレファントワールドに訪れようとしたところ、ドライバーさんにうまく伝わらず?、ワットパーアージアンに着いてしまいました。
が、こちらもゾウさんがたくさん!普通のお寺かと思いきやゾウさんがのしのし歩いてきたので、大興奮し、まずここで背中に乗せてもらいます。
なんだか、いろんな観光地で見かけるゾウさんより生き生きしてる気がして嬉し泣きしそうでした(涙腺どうなってんだw)。
その後、道に迷いながら(迷うほどの距離ではないのですが笑)、エレファントワールドに到着しました。
ドライバーさんがたくさん写真を撮ってくれましたが、我々を真ん中に写そうとする余り、地面多めの不思議な構図になっています。笑
昼過ぎに到着したところ、ゾウさんのショーが行われており、早速観覧。
チケットは買った記憶がありません(最新の情報は分かりません)が、エサを買ってゾウさんにあげたり、お気持ちを渡して写真を撮ってもらったりしました。
憧れていた鼻で持ち上げてもらうやつもやってくれましたよ!!
Silk Village
スリン市内から車で15分ほどの場所にある村で、タイシルクを織っている様子を見学することができます。
シルク製品はスリンのOTOP(一村一品)製品にもなっています。
取り立てて目立つものがあるわけではないのですが、見学しやすいよう整備されたエリアがあり、そちらにいくつかの織り機があり、3〜4人ごとのグループが織りなす様子を見学しました。
作業が本当に細かい、、この柄を作るためにこう織る、というのを、覚えていられることに関心です。
大きなサイズを織る場合、地下のような空間で糸を整備する?人員も必要とのこと。
織り機の仕組みがわからず、ただただどうなってるの?!と覗き込んでおわりました。笑
2〜3mの布を作るのに3ヶ月ほどかかるそうです。小さいサイズでも数万バーツ、大きいサイズは数十万バーツするそうです。手が出ない値段ではありますが、本当に美しかったです。
村には、なんてことないお土産屋さんがポツリポツリと並んでいるのですが、チャットゥチャックなどでも売っていそうなコインケースがとてもきれいに見えて手に取ってみていると、1個15バーツとのこと。
この可愛さで15バーツですと…?!普段あまりものを買わないわたしも思わずお土産に購入してしてしまいました。
レストラン・カフェ
ティップロット
1962年創業のムーデーン屋さん。
クイッティアオやカオムーデーンなどの1皿料理をサクッと食べられるレストランです。
老舗ながら清潔感もあり好印象でした。(誰)
タナサーン ギャラリー
ムーデーン屋さんから徒歩2分ほどの場所にあるおしゃれカフェ(おそらくムーデーン屋さんの親戚。笑)。
ムーデーン屋さんでこちらのメニューを頼むこともできます。
ゴールドプレスジュースも、コーヒー系も美味しかったです。
ガラメーラテというのも頼んでみました。カフェの隣にガラメー屋さんがあったので、そこのかな。
ガラメーは、もち米、ココナッツ、黒糖などを煮て作る、もちもちしたキャラメルのようなスイーツです。地元愛を感じでほっこりしました。
ゴーンカメー(ベトナム料理屋さん)
タイ東北部って、ラオスやカンボジアと接しているのに、ベトナム料理屋さん多いですよね。笑
ここスリンもご多分にもれず、美味しいベトナム料理屋さんがありました。
ベトナム各地方のメニューがあり、ベトナムから来た友人も珍しい!と驚いていました。
メニューはQRコードを読み込んでwebで注文and/or店員さんに注文のハイブリット式でした。
おしゃれな店内で、我らが訪れた際は団体客もいました。どのお料理も飲み物も美味しかったです。
ホテル
Destino Hotel
市内から車でも10分ほどの場所にあります。近くには、ロビンソンもありました。
本当は、ゾウ祭り会場へ徒歩圏内のホテルを取りたかったのですが、2-3週間前にはすでに埋まっていたので、少し離れていますが、こちらを予約してみました。
新しめのホテルで、外観も室内もとてもきれいでした。駐車場ありです。
ゾウさんのタオルアートがウェルカムしてくれます。大きいテレビ、小さい冷蔵庫、ダイソン風ドライヤーもあり(しかしフィリップス製です)。
アメニティは、リンスインシャンプーとボディソープがありました。
洗顔、コンディショナー、歯ブラシは持参した方がよいです。
朝食は、ブッフェ形式で、近所の方が作ったナムプリックやこの時期しか取れないというお米など、ローカル食材満載でした。ブッフェ以外に、ジョーク、ムーピンなどもあり、どれも美味しかったです。
チェックアウト時にはマリメッコ風?トートバッグにペットボトルのお水を入れて渡してくれました。
ホスピタリティがステキ…!!
ゾウ祭り会場からは少し離れていますが、スリンに宿泊する際はとってもおすすめできるホテルでした。
8月、2月には、日本の大学生が研修に来るとも言っていました。
南イサーンを構成する、お隣ブリラム県の他、シーサケート県にも遊びに行ってみました。その際の様子はこちらに記録しているので、よければ合わせてご覧ください。