ミシュランガイドバンコク版の発刊以来、1つ星を取り続けているタイ料理レストラン、80/20(Eighty Twenty)。
以前日経新聞の特集で拝見し、日本人とタイ人のご夫婦が経営されており、タイの食材を80%、タイ以外の食材を20%使うというコンセプトを反映した店名との情報が印象的で、気になっていました。
2021年4月に訪問したため、記憶が曖昧かつメニューは変わっているかと思いますが、記録しておきたいと思います。
アクセス
最寄駅は、MRTフアランポーン駅で、駅から徒歩10分ほどの距離にあります。
私はタクシーで直接向かいましたが、お店の近くには、タラートノーイエリアやRiver Cityもあるので、その辺りから(汗だくにならない程度に笑)お散歩して向かうのもいいかもしれません。
予約
2ヶ月前から、Webからのみ予約できます。
ディナーコースは、18:00からと20:30からの2ターンです。
月・火は定休日ですのでお気をつけください。
また予約時に、事前支払いが必要ですので、クレジットカードのご用意をお忘れなく。
ドレスコード
こちらのドレスコードは、スマートカジュアルです。
ビーサン、スリッパ、スポーツウェア、丈の短いパンツなどでの入店は不可です。
お店の外観はガラス張りで、通りからも店内がよく見えます。
カジュアルとエレガントが両立したデザインでした。
メニュー
私が訪問した際は、7コーステイスティングメニューがTHB2,400++でした。
現在は、コースメニューがTHB4,200++になっています。ワインペアリングは6グラスでTHB2,800++です。
Umami Tomato/ Grilled Chicken
冷やしトマトと焼き鳥(ガイヤーン)から始まりました。
トマトは2種類、タイらしい甘味×酸味の味付けでした。下に氷が引かれており、冷え冷えでさっぱりでした。
お皿の端っこに乗ってきたガイヤーン。おしゃれすぎません?柑橘系の調味料とお塩で、上品に味付けされていました。
Pla Muak Sod
お次がイカそうめんのマリネです(そういうメニュー名ではありませんが私の所感です笑)。
お酢のソースがかかっており、これまたさっぱり系でつるりと食べられます。
Kai Toon Kao Pod
続きまして、コーンの茶わん蒸しです。
タイのとうもろこしはとっても甘く大好物ですが、茶わん蒸しは初めて出会いました。
焦げ目のついたコーンが神々しい。食感は、茶わん蒸しよりとろっとしており、スープのようでもありました。
Steamed Local Fish
お次は、お魚メニューです。淡白ですが、身はもちもちで、ピリッと辛味のあるソースがよく合います。
サイドに出てくるエイヒレのようなものとピクルスがいいアクセントを加えてくれます。
Kai Tai Nam
お魚の次はお肉メニュー、ローストチキンです。
クミンのソースで味が立ちます。あまり辛味はなかったと思います。添えられているマッシュルームがしいたけのようで美味しかったですが、タイ産のきのこだそうです。
Red Curry Beef ”Bavette”
お食事の最後は、ビーフのレッドカレーです。モジャモジャの下にビーフが隠れています。
これはしっかり辛味がありました。
しかし、カレーと一緒にタイ風土鍋(チムチュム鍋のようなもの)でサーブされるお米がココナッツで炊かれており、ちょうどいいバランスでした。
モジャモジャも食感にアクセントを加えてくれます。
そして、おしゃれなピクルス3種類もお口をさっぱりさせてくれ、味変しながら食べ進めることができます。
Dessert
デザートは2品です。
1つは、みんな大好きマヨンチット、ソルテッドエッグ&ライムのアイスクリームです。
マヨンチットの旬は2〜4月頃です。この時期に来てよかった…!
もう1つは、ココナッツです。
サクサクさらさらになったココナッツと、フォーミングされたココナッツと、冷えっ冷えのココナッツ。3種類のテクスチャーが楽しめます。
冷やしトマトや焼き鳥、イカそうめんなど、日本人にも親和性が高いメニューから始まり、驚きました。
しかし、タイの調味料や食材が巧みに使われており、日本料理でもタイ料理でもないオリジナル感を存分に感じられました。
タイ料理はあんまり、、という方でも楽しめるメニューではないかと思いました。